賃貸契約時の初期費用について|2022年11月更新

2022年11月16日
不動産コラム

お部屋探しのポイントの一つになる初期費用ですが、一口に初期費用といっても物件によってかかってくるものも様々です。ここでは契約時に必要な費用をまとめてみましたのでお部屋探しの参考にしてください♪

敷金・礼金

まずは初期費用の代表格、敷金・礼金です。敷金は契約中貸主に預け入れる費用で、家賃の遅延や未払い、退去時の修繕費に充当されます。預け入れている費用なので費用発生が無ければ退去時に返金されます。高知では家賃の1ヶ月分が相場ですが、ペットを飼育される場合や家賃が高い物件などでは2~3ヶ月分必要な場合もあります。一般的に退去時返金される敷金からルームクリーニング費用、修繕費等が差し引かれ残った金額が返金されます。

礼金は貸主へのお礼の意味合いを持つ費用で返金されません。こちらも家賃1ヶ月分が相場ですが新築や人気が高い物件などではあえて2ヶ月設定されている物件も。敷金とは違い返ってこない費用なので、礼金不要の物件の方が費用負担は少なくすみますね。

最近では敷金不要の代わりにルームクリーニング費用を前払いで徴収する物件も多くなってきているようです。

前家賃

前家賃はその名の通り家賃です。契約開始月と翌月分までを契約時に先払いするのが一般的になっております。契約のタイミングによっては契約開始月のみの場合もあります。契約開始月は日割りの物件が多いですが、中には半月割などの場合もあります。家賃フリーレントなどのキャンペーンがあると数日分から1ヶ月分無料になる場合もあるので、初期費用もその分安くなります♪

鍵交換費

鍵交換費はシリンダーのタイプにより金額の幅が広いです。10,000円~特殊な鍵だと40,000円程かかるところもあります。退去時に鍵を回収するのですが、合鍵を作られていることもあると思いますので鍵交換は防犯上必要な作業になります。鍵交換を契約者の希望があれば対応という物件もありますが、前述の通り鍵交換は行った方がいいと思います。新築物件などは鍵交換の必要がないのでシリンダーキーの場合費用負担がないケースがあります。

華はうすの管理物件では11,000円の鍵交換費を頂戴しております。

保証委託料

保証会社の契約を条件にしている物件が増えております。最近では連帯保証人を頼める人がいない方も多く、また連帯保証人を準備する手間や時間がかからない、保証能力の担保などの理由があげられます。保証会社が家賃引落も行うケースもあります。

保証料は契約する保証会社によって変わりますが、支払いのタイミングとしては契約時、毎月、更新時です。契約時だけや毎月だけというケースもあります。契約時には家賃の50~100%(1ヶ月分)の保証料が一般的です。それに加え1年毎に10,000円ほどの更新料が必要になります。

華はうすの管理物件では契約時にお家賃の50%、1年毎に10,000円、毎月550円の振替手数料が必要となっております。

連帯保証人を準備するので保証会社の契約をしなくてもいいですか?という質問が多いですが、保証会社契約が条件となっているケースがほとんどですのでその場合は保証会社の契約が必須となります。

火災保険

火災保険をご入居者様で契約していただくことが通常契約書に記載されております。万が一ご自身の居室から出火した場合建物を修繕する必要があることから、高額な修繕費を賄うための保険です。

これが賠償責任保険の中の借家人賠償責任保険(以下借家賠)になりますが、借家賠は家財保険の特約として付帯されるためご契約していただくメインの保険は家財保険になります。

保険料は商品によっても変わりますし、同じ保険でも家財を保証する限度額によっても変わります。また地震保険の有無でも大きく変わる部分です。地震保険無しで2年で20,000円前後が相場のようです。

華はうすでは家財保険200万円、借家人賠償責任2000万円の保険を19,000円(2年)でご契約いただいております。入居中のトラブル対応や万が一室内でお亡くなりになられた際の室内の修繕費用保証などのサービスも含まれております。

抗菌施工費・消毒費用

入居前に行う室内の除菌、消毒、消臭の作業の費用です。目に見えない部分にはなりますが、引渡し前にいろんな人が室内へ入っているので気になる方には喜ばれるものです。物件によって施工が条件になっているもの、ご希望の方のみ施工をするもの様々です。

 

以上ですが他にも物件によってもかかってくるものがある場合があります。初期費用が安いというのは魅力的ですが、そこばかりにこだわりすぎるとご希望の物件にたどり着けないこともありますのでご注意ください(^^)